ロレックス豆知識
現行のものはカード式となり、世界共通のデザインとなっています。それより前のペーパー式の保証書に関しては、国によってデザインが違ったりします。
現行の商品についている保証書。ペーパー式からカード式に変更となっています。型番・シリアルの記載の他、裏面には販売店・販売日の他、日本正規品の場合は購入者の住所・名前も印字されます。
ちょっと前まで一般的だったペーパー式の保証書です。右上に型番とシリアルが印字されています。カード式と同様に、日本正規品の場合は購入者の住所・名前も印字されます。縦に折ったうえでさらに三つ折りにされているのが一般的です。
10年くらい前まで主流だった日本正規品の保証書です。並行輸入品のものと記載方法が違います。右上に印字で型番・シリアルが印字され、購入者の住所・名前も印字されます。年代によっては、日本ロレックスでオーバーホールが受けられる限り、基本料金が半額になる特典つきのものも存在します。
中古ではよく見かける海外の並行輸入品の保証書です。右上には印字ではなくパンチングでシリアルが記載されています。そして、裏側に小さく型番のシールが張られています。同年代のアメリカ向けに出荷されたものに関しては、シリアルが印字式のものも存在します。こちらも縦に折ったうえでさらに三つ折りにされているのが一般的です。
数十年前の保証書です。パンチング式の他に、購入店で使いまわしができるよう型番・シリアル部分が無記入のものも存在します。この場合は、購入店で手書きで型番・シリアルを記入するため、ケースと保証書のシリアルが1~2字合わないものも存在します。
日本正規品を購入した場合、保証書請求はがきというものを渡されます。これに必要事項を記入し日本ロレックス宛に送ると、2週間ほどで保証書が届く仕組みです。この際に記入した住所・氏名も保証書にプリントされます。
並行輸入品を国内で購入した場合、すでに海外で保証書が発行された状態になりますので、海外の販売店のスタンプと日付が入った保証書が購入時に渡されるのみです。この場合、あくまで海外のお店で販売した日付が記載されてきますので、日本で販売した日付と異なる点に注意が必要です。
日本ロレックスでオーバーホールをした際に発行される証明書です。国際サービス保証書というのが正式名称ですが、サービスと付くかつかないかで国際保証書と間違う可能性がある為、私どもではオーバーホール証明書と呼んでいます。これは、同じ保証書でも国際保証書と国際サービス保証書とではその重要性が全く違うからです。
国際保証書と同じく、最近では薄いカード式のものとなりましたが、昔はハガキ大のペーパー式でした。また、カード式になってからはオーバーホール後の保証期間が1年から2年へと増えています。
日本ロレックスにオーバーホールに出すと、見積内容が記載された紙が発行されます。現在は印字式のA4の紙ですが、少し前までは複写式のハガキよりちょっと大きめの紙でした。複写式のころはブレスレットに関してもロレックスのものか社外のものかが表示されていましたので、ブレスレットの真贋目的でオーバーホールの見積もりを依頼することができましたが、現在はその項目がなくなっていますので、ブレスレットの真贋目的でのオーバーホールの見積もりはできなくなりました。
年代によって異なる為、特定の年代の特定の冊子などは売却に際してプレミアがついてしまい、現在でも冊子単体で高値で取引されています。昔はオーバーホール割引クーポン券なども存在しました。